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左足ブレーキはアメリカでは当たり前?海外情報とテクノロジーの進化

ここのところ高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故が増えていますよね。

「ある程度の年齢になったら免許証を返納すべきだ」

という意見がありますが、実際にどのような状況・状態で特定のドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたのか、きちんと報道されないのでよく理解できません。

冷静であれば、踏み間違えに気付いた時点で足をアクセルペダルから離して、ブレーキペダルを踏んだり、サイドブレーキを引くことなんて簡単なはず。

それができないのは、ドライバーがパニックに陥っているか、何等かの理由でブレーキを踏めない状態にあるってことですよね。

「一定の年齢が来たらライセンスを取り上げる」といった短絡的な意見が多い中、別のアイデアとして左足ブレーキの可能性について考えてみたいと思います。

左足ブレーキはアメリカでは常識なの?

オートマ車がまだまだ普及せず、マニュアル車が多かった時代では、シフトチェンジするためにクラッチを踏むため、左足はクラッチで、右足でアクセルとブレーキを踏む。

これがスタンダードでした。

そして、流通している車のほとんどがオートマになった今でも、教習所ではアクセルとブレーキを右足で踏むように教えています。

左足は、フットレストに置いて、両足のバランスを保つようになっています。

これが日本の常識ですが、果たして車大国アメリカではどうなのでしょうか?

統計データなどは見つからないため、厳密にどうなのかはわかりません。

でも、左足ブレーキについて調べてみると、日本と同様にアメリカでも左足ブレーキについて賛否両論があります。

つまり、左足ブレーキが主流ではないし、右足でアクセルとブレーキを踏んでいる人たちが大半であると推測できます。

アクセルとブレーキの踏み間違え事故も日本と同様に多く発生しているみたいですね。

2012年のデータでは、アメリカで月に15件程度の踏み間違え事故が起こっていると報告されていました。

特に16~20歳の若者と76歳以上の高齢者に多く見られると報告されています。

NHTSA:国家道路交通安全局のPDF資料

ヨーロッパの国々では、マニュアル車が主流なので、「左足はクラッチ」に使うので、左足ブレーキは議論の余地がないような気がします。

ラリーでは左足ブレーキのメリットが強調されている

機敏な動きを必要とされるカー・レースやラリーでは、左足ブレーキを使うことのメリットが謳われています。

そりゃそうでしょうね。

メリットなんてカンタンに思いつきます。

  • 右足をアクセルからブレーキへ移動する時間が短縮できる
  • 右足はアクセル、左足はブレーキ、と完全な役割分担ができる
  • アクセルとブレーキを同時に踏むことで細かいスピード調節が可能になる
  • 狭い空間に駐車しようとするとき、コントロールしやすい
  • 慣れれば簡単

デメリットとしては、

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  • 両足のバランスがとりにくい
  • アクセルとブレーキを同時に踏むと燃費が悪い
  • 慣れるまで大変

という感じでしょう。

でも、レースやラリーをしているような人にとって、足を素早く器用に動かすことなんて朝飯前ですから、少しでも早いタイムでゴールインできるなら、なんでもやるはず。

左足ブレーキを使った場合と右足アクセル・ブレーキの場合で雪道走行の比較をしている動画があったので、紹介しますね。

このコースでは、たった1秒早かっただけですが、強調されているのは車をコントロールしやすいってことですね。

ブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)と左足ブレーキ

いろいろ調査した結果、私なりの結論として「左足ブレーキ」を推奨したいと思います。

その理由は、テクノロジー、車の進化です。

2010年頃、アメリカでトヨタ車のフロアマットにアクセルが引っ掛かって事故を起こしてしまうことが問題になっていました。

アメリカという大きな市場で車が売れなくなったら大変ですから、トヨタも必死で対応していました。

そこから出てきたのが、ブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)です。

簡単にいうと、ブレーキとアクセルが同時に踏まれたことを車に搭載されているコンピュータが感知して、車を止めるという機能。

だから、もし高齢ドライバーが左足ブレーキをマスターしてしまえば、たとえ右足がアクセルに残ったままでも、左足でブレーキを踏めば車が止まるんです。

左足ブレーキを習得するのは大変かもしれませんが、これがクセになればパニック状態でもブレーキを踏むことができると思うんですよね。

すでに高齢になった人達が、教習所で左足ブレーキを習い、日常の運転で安全に訓練できればいいのではないか?

そう思うようになりました。

人間の身体って一定期間を過ぎれば無意識でできるはずですから。

オートマが主流となった今では、オートマ免許の人には、左足ブレーキを推奨してもいいのかもしれません。

まだまだ議論の余地がありそうですが、AIや最新テクノロジーが発達して、運転者の心臓の鼓動や「ハッ」とする瞬間に敏感に反応して、車が止まる。

そんな機能があれば良いのかもしれません。

ただこれも、車を運転している最中に他のことで心臓の鼓動が早くなったり、ハッとしてしまうと誤作動を起こしてしまいますよね。

う~ん。困った。

というわけで私の現時点の結論は、

「左足ブレーキの訓練」と「ブレーキ・オーバーライド・システム」の活用

です。

まとめ

高齢ドライバーからライセンスを取り上げてしまうのはカンタンだけど、田舎のほうでは車以外の移動手段がないので困っている人が山のようにいるんですよね~。

若い人たちが田舎に帰っていけば、状況は変わっていくのでしょうが、都市部に一度でちゃうと帰りたくなくなります。。。

車技術の発達や社会の変化に伴って、考えるべきことはたっくさん!

面倒だと思わずに真剣に取り組んでいきたいですよね~!!

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