美文字を目指している人なら、アルファベットと同様に数字もカリグラフィー的に書いてみたいなぁ~と思うのではないでしょうか。
カリグラフィーの作品をみていると、綺麗な封筒にとってもかわいい字体で住所や宛名が書かれているものが登場しますよね。
アルファベットで書く住所にはアラビア数字(算用数字)が必ず入っています。
「アラビア数字って、なんだろ~?」
と思うかもしれませんが、私たちが普段使っている数字のことです。
つまり、
1、2、3、4、5、6、7、8、9、0
これらです。
文字はカリグラフィーっぽくカッコよく書けるのに、数字だけは普通に書いてたらおかしいですよね。
というわけで、この記事では、「カリグラフィーで数字を手書きする方法」をお伝えします!
ちょっとしたコツを知っているだけで、初心者でもそれらしい数字を書くことができますよ~。
カリグラフィーっぽく数字を書く方法
基本的にはアルファベットを書くときと同様です。
簡単にまとめると以下の項目が主な要素ですね。
- ペン先の角度を30度~45度に保つ
- 縦の線は、5度くらいの傾斜をつけて書く
- 書き順を大切にする
- 他の数字とのバランスを考える
これらの点に気を付けて、お手本を見ながら模写した私の作品はコレです。
「きゃー、恥ずかしいわ~。まだまだ人様にお見せできるような腕前ではないのよ~」
上手・下手はさておき、文字の傾斜角度やペン先の角度、ガイドラインからのはみだし具合などに注意を払ってみてください。
私が書いたものの悪い点は、文字の傾斜角度が意識できているものとそうでないものがあることです。
ペン先はほぼ同じくらいに揃えて書けているかな。
では、実際に数字の書き方を解説しましょう!
1.ガイドラインを引く
初心者なのに、めんどくさがり屋さん。
そんな私が活用しているのは、方眼のノートやメモ帳です。
イタリック体を呉竹ZIG(3.5mm)で書くときに1文字の高さは、ペン先の5倍の高さです。
が、面倒なので市販のメモ帳で方眼のものを活用しています。
方眼マス4段が、ペン先(3.5mm)の5倍の高さと同じとみなして、ガイドラインを引きます。
4つの方眼マスと呉竹ZIG(3.5mm)のペン先5つを比較するとピッタリではありません。
これは、誤差の範囲と勝手に捉えて書いちゃっています。
良い子は真似をしないでくださいね(笑)
ちゃんとしたガイドシートの作り方について、知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
本格的にカリグラフィーを実践している方々からはお叱りを受けそうですが、私が実践しているのは「アルファベット習字」ということでご容赦くださいね~。
本音で語ると、この横着をするだけで、カリグラフィーから脱落する人たちがかなり減ると思うんですよね。
2.お手本と書き順を用意する
次に、数字のお手本を用意してください。
(私の写真ではダメです。お手本にはなりません!)
上の写真では書き順だけ見て、お手本にこの書き順を書き写してもらった方がいいです。
カリグラフィーっぽいなぁ~と思えるのは、3、5、6、9の端のくるっとした3画目。
これがたまらなく心地いいんですよね。
3.実際に数字を書いてみる
お手本と書き順が揃ったら、実際に書いてみましょう!
あまり難しく考えないで、ちゃちゃっと書いてみると楽しいです。
私が実践していて難しいと思うのは、4と8です。
4は、もう少し横に広がったものが正式なイタリック体の数字らしいです。
8は傾斜角度が逆に傾いてしまってますね。
アルファベットほど、難しく感じないですが、これも練習が必要ですね。
4.書いた数字を復習する
書いたら書きっぱなしにしがちですが、復習が大事です。
まるで別の人が書いたものに対して助言しているかのように、お手本と見比べてどこが違うのかを声に出して説明すると効果絶大ですよ。
言葉にするって、ほんと武器になる!
その言葉が意識にのぼってきて、次に書くときに気を付けられるようになるんですよね。
人間って不思議だわぁ~。
まとめ
ここで紹介した4つのステップを何度も何度も繰り返すと、数字の達人と言われるくらいおしゃれな数字が書けるようになると思います。
慣れないうちは、お手本をトレーシングペーパーの上からなぞってみるのも効果的です。
「トレーシングペーパーなんて持っていないし、買いに行くのは面倒!」
という方は、私が紹介しているこれらの4ステップで十分です。
なんといっても練習のハードルを低くすることが、初心者のうちは大切ですからね~。
数字も美文字を究めちゃいましょう!!