美文字の世界に惹きこまれたのは、あるYouTubeを見てからだったとお伝えしましたが、実はもう1つ、魅了された原因となった映画があります。
そう、「ロード・オブ・ザ・リング」です。
ファンの方ならすぐにわかると思いますが、あの映画の世界観を造り出している特殊な文字や地図は、ニュージーランドのカリグラファー(カリグラフィーのプロ)によって書かれています。
お名前は、Daniel Reeve(ダニエル・リーヴ)さん
Daniel Reeveさんのウェブサイトに行けば、作風を見てすぐに「ロード・オブ・ザ・リング」の世界を感じると思います。
私の場合、すごく凝った書体よりは、シンプルな方が好きなので、いろいろ調べていたらアンシャル体というものが「ロード・オブ・ザ・リング」では使われていたということなんです。
アンシャル体って何?
う・・・うまく書けないから、この写真を見ただけじゃわからないかもしれませんね。。。
とにかくこんな感じの丸っこくてイタリック体から派生したんじゃないかと思われる字体がアンシャル体です。
ちゃんとしたものは、すみませんが画像検索してみてください。。。
歴史とか、まだちゃんと調べていないからわからないんですが、いろんな国・地域で使われていた字体・書体なので、奥が深そうなんですよね~。
イタリック体である程度のところまで練習したら、ぜひ試してみたい書体なんです。
アンシャル体をどんな風に使いたい?
「英語で日記をつけてみよう!」なんて本があったりしますが、もし英語で日記を書くときに、それがアンシャル体で書いてあったらカッコよくないですか?
私は、それってすごく地味にカッコイイと思うんですよね。
単に文字が美しいだけじゃなくて、中世ヨーロッパの歴史を背負った書体で横文字が書いてある。
たとえ内容は稚拙なものでも、格好だけはいいんじゃないでしょうか。
はい、ここで私がイメージしている理想のペンは、カリグラフィー万年筆のプレラです。
プレラを使って書かれた丸っこくてクセのあるアンシャル体がノートに並んでいたら、「それ、どうやって書くのお~、教えてぇ~!」って友人がまわりに集まってきそうでしょ。
勝手な妄想かなぁ・・・。
新提案!英単語の勉強にアンシャル体!
別にイタリック体でも良い話ですが、仮にアンシャル体をマスターしながら、英単語集に載っている英単語を書いてみたらどうでしょうか。
一文字一文字にかける時間が長いので、効率が悪くて記憶に定着しないかもしれないけど、「カリグラフィーと英語」を同時に習得できるなんて素晴らしいと思うんですけど。
まさに一挙両得!
そんなことを考える間には、ちゃんと勉強しなさいって怒られちゃったりするかもしれませんが、こうしてゆっくりと一つの単語と対峙するほうが覚えられるんじゃないかしら。
誰か実験してみてくれないかなぁ~。
って、私がやってみればいいのか。。。
一日一語で取り組むとすると、2000語くらいある単語集の場合、2000語÷365日=5年5か月くらいかかるわ。
逆に5年かけて、毎日じっくりと丁寧にカリグラフィーの練習していたら、何かが変わっていく気がしますね。
受験生だったら、ぜったいに無理。
社会人で時間の余裕がある人なら、やってみてもいいかも。。。。
美文字の書ける大人としてのアンシャル体
英語学習には非効率だということですが、大人のたしなみとして「アンシャル体」を操れる者として社内・家庭で人気者になれることは間違いありません。
アンシャル体も、イタリック体と同じように平型ペンを使って書きます。
なので、一旦イタリック体の書き方を覚えれば、アンシャルをマスターするのはそんなに難しくないような気がします。
(って、簡単に見えるものほど難しいんだってば!)と心の声が叫んでいます。
とにかく冒頭で紹介したダニエル・リーヴさんのホームページを一度のぞいてみてください。
カリグラフィーの世界が広がります。
そして、ふと目にする文字デザインが、ここまでの世界観を造り上げられることに驚きます。
ペン1本で、そんなことができる人になってみたい!
というわけで、私はこれからもカリグラフィーの勉強や練習にのめり込みたいです。
海外の著名なカリグラファーたちのようにYouTubeで披露できるくらいの腕前になりたいなぁ~。
美文字を書くことだけでは、おさまりきらなくなってきた今日この頃です。